COLUMN
スキンケアの変化はいつから?効果を焦らず見極める美容の選び方

クレンジングは、主にメイクや落ちにくい日焼け止めを落とすためのものです。
一方、洗顔は、汗や余分な皮脂、ほこりなどの汚れを洗い流すために行います。
そのため、メイクをした日は、クレンジングでメイクを落としてから洗顔をするのが一般的な順番です。
このクレンジングと洗顔を続けて行う方法を「ダブル洗顔」と呼びます。
ただし、使用するクレンジング料や日焼け止めによって、必要な手順は異なります。
大切なのは、基本的な順番を理解したうえで、商品の表示や使用方法を確認することです。
今回は、クレンジングと洗顔の違いやダブル洗顔の考え方、
始める前に確認したいこと、正しい順番と使い方について分かりやすく解説します。
クレンジングと洗顔の大きな違いは、主に落とす汚れの種類です。
クレンジングは、ファンデーションや化粧下地、アイメイク、口紅などのメイク料を肌から浮かせて落とします。
落ちにくい日焼け止めを使用した日にも、クレンジングが必要です。
洗顔は、汗や余分な皮脂、ほこり、古い角質など、肌表面に付着した汚れを洗い流します。
クレンジング後に残ったメイク汚れやクレンジング料を洗い流す役割もあります。
| 比較項目 | クレンジング | 洗顔 |
|---|---|---|
| 主な役割 | メイクや落ちにくい日焼け止めを浮かせて落とす | 汗、余分な皮脂、ほこりなどの汚れを洗い流す |
| 主に落とすもの | ファンデーション、化粧下地、アイメイク、口紅、耐久性の高い日焼け止めなど | 汗、余分な皮脂、ほこり、古い角質、クレンジング後に残った汚れなど |
| 使用するタイミング | メイクやクレンジングが必要な日焼け止めを使用した日の夜 | 朝のスキンケア前や、夜のクレンジング後 |
| メイクをした日の順番 | 先に使用する | クレンジングの後に使用する |
クレンジングと洗顔は、どちらか一方が優れているのではなく、落とすものに合わせて使い分けるものです。
メイクを洗顔料だけで落とそうとしたり、汗や皮脂が気になるときにクレンジングだけで済ませたりすると、必要な汚れを十分に落とせないことがあります。

ダブル洗顔とは、クレンジングをした後に、洗顔料を使って顔を洗うことです。
メイクをした日は、最初にクレンジング料をなじませて、
ファンデーションや化粧下地、アイメイクなどを肌から浮かせます。
その後、洗顔料を使い、汗や余分な皮脂、ほこり、肌に残ったクレンジング料などを洗い流します。
クレンジングと洗顔は、同じ汚れを二度洗うためのものではありません。
クレンジングでメイクを落とし、洗顔で肌表面の汚れを洗い流すという、それぞれ異なる役割があります。
洗顔が必要なクレンジング料を十分に洗い流せていないと、
メイク汚れやクレンジング料が肌に残り、べたつきや不快感につながることがあります。
反対に、汚れを落とそうとして長時間こすったり、
洗顔を何度も繰り返したりすると、肌への負担になりやすいため注意が必要です。
大切なのは、クレンジングと洗顔を丁寧に行うことではなく、
それぞれを必要以上に長く続けず、短い時間でやさしく洗い流すことです。

クレンジング料は、商品によって使える状態やすすぎ方が異なります。
実際に顔を洗い始めてから迷わないように、
パッケージや容器に記載された使用方法を先に確認しておきましょう。
クレンジング料には、乾いた手と顔に使うものと、濡れた手や顔にも使えるものがあります。
「濡れた手でも使える」と記載されていない商品は、基本的に乾いた手と顔に使用します。
手や顔が濡れていると、クレンジング料がメイクとなじみにくくなり、本来の洗浄力を発揮しにくくなるためです。
入浴中に使いたいときは、「濡れた手でも使用可能」「浴室内でも使える」などの表示がある商品を選びます。
表示が分からないときは、容器の裏面や外箱、公式の使用方法を確認してください。
ウォータープルーフのマスカラや落ちにくいアイライナー、
ティントタイプの口紅などは、顔全体に使うクレンジング料だけでは落としにくいことがあります。
使用しているクレンジング料に「ウォータープルーフメイク対応」などの表示がなく、
目元や口元に色が残りやすいときは、ポイントメイク用リムーバーを先に使用します。
コットンにリムーバーを含ませ、目元や唇に数秒置いてメイクとなじませてから、強くこすらずに拭き取ります。
落ちにくいメイクを顔全体のクレンジングだけで何度もこすると、目元や口元への摩擦が増えやすくなります。
乳化とは、クレンジング料に少量の水を加え、油分と水分をなじませてすすぎやすい状態にすることです。
主にオイルタイプやバームタイプのクレンジング料で必要になることがあります。
乳化を行うときは、クレンジング料をメイクになじませた後、すすぐ前に手へ少量のぬるま湯を取ります。
濡らした手で顔全体に触れ、クレンジング料が白っぽく濁り、感触が軽くなるまでなじませてからすすぎます。
すべてのオイルタイプやバームタイプに乳化が必要とは限りません。
「少量の水を加えてなじませる」などの説明があるか、商品の使用方法を確認してください。
「ダブル洗顔不要」と表示されたクレンジング料は、クレンジング後に洗顔料を使う必要がないように設計されています。
この表示がある商品は、記載された方法でクレンジング料を十分にすすぎ、そのままスキンケアへ進みます。
一方、ダブル洗顔不要の表示がない商品は、クレンジング後に洗顔料を使用するのが基本です。
使用後の感触だけで判断せず、商品に記載された使い方を基準にしてください。
日焼け止めを使用した日は、商品に記載された落とし方を確認します。
「石けんで落とせる」「洗顔料で落とせる」と表示されている日焼け止めだけを使用した日は、通常の洗顔で落とします。
「クレンジング料を使用してください」と記載されている日焼け止めは、メイクをしていない日でもクレンジングが必要です。
ウォータープルーフという表示だけで落とし方を判断するのではなく、容器や外箱に記載された洗浄方法まで確認することが大切です。
また、石けんで落とせる日焼け止めを使っていても、その上からファンデーションなどのメイクを重ねた日は、メイクに合わせてクレンジングを行います。

メイクをした日の基本的な順番は、ポイントメイクを落とし、顔全体をクレンジングした後、洗顔をする流れです。
商品表示の確認を済ませたら、次の順番で進めます。
最初に手を洗い、清潔な状態にします。
手に汚れやハンドクリームなどが残っていると、クレンジング料がメイクとなじみにくくなることがあります。
乾いた手で使用するクレンジング料の場合は、手を洗った後、水分をタオルで拭き取ってから使います。
髪が顔にかからないよう、ヘアバンドや髪留めでまとめておくと、フェイスラインまで洗いやすくなります。
ウォータープルーフのアイメイクや落ちにくい口紅を使用している場合は、ポイントメイク用リムーバーで先に落とします。
目元や唇にリムーバーをなじませておくことで、顔全体のクレンジングに時間をかけたり、落ちるまで何度もこすったりする必要がなくなります。
商品に記載された使用量を手に取り、顔全体へ広げます。
使用量が少なすぎると、指が肌へ直接触れやすくなり、摩擦が増える原因になります。
指の腹を使い、メイクとなじませるようにやさしく動かします。
小鼻やあご、髪の生え際、フェイスラインはメイクが残りやすいため、塗り残しがないか確認します。
時間をかけるほどよく落ちるわけではありません。
メイクがクレンジング料となじみ、指の動きが軽くなったら、すすぎへ進みます。
乳化が必要なクレンジング料は、このタイミングで少量のぬるま湯を加えます。
濡らした手で顔全体に触れ、クレンジング料が白っぽくなり、重さや油っぽさが軽くなるまでなじませます。
一度に多くの水をかけるのではなく、少量ずつ加えると乳化させやすくなります。
クレンジング料が顔に残らないよう、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。
熱いお湯は洗浄後の肌が乾燥しやすくなるため、熱さを感じない程度の温度が適しています。
生え際やこめかみ、小鼻の横、あごの下はすすぎ残しが起こりやすい部分です。
シャワーを顔へ直接当てるのではなく、手ですくったぬるま湯を肌へ触れさせるように洗い流します。
クレンジング料をすすいだ後、顔を軽く濡らし、洗顔料をよく泡立てます。
泡立て不要の洗顔料は、商品に記載された量と方法で使用します。
泡を顔にのせ、皮脂が出やすい額や鼻まわりから洗い始めます。
その後、頬や口元へ広げ、泡を転がすようにやさしく洗います。
肌を指で強くこすらなくても、洗顔料を汚れとなじませることで洗うことができます。
乾燥しやすい目元や口元は、短い時間で済ませます。
洗顔料が残らないよう、ぬるま湯ですすぎます。
鏡を見ながら、生え際やフェイスライン、鼻のまわりに泡が残っていないか確認しましょう。
すすいだ後は、清潔なタオルを顔へやさしく当てて水分を取ります。
タオルで肌をこすらず、押さえるように拭くと摩擦を抑えられます。

クレンジング料と洗顔料は、肌質だけでなく、
使用しているメイクや日焼け止め、洗い上がりの感触、使いやすさを基準に選びます。
クレンジング料を選ぶときは、普段のメイクを無理なく落とせる洗浄力があるかを確認します。
ウォータープルーフのメイクや密着力の高いファンデーションを使う日は、
オイルやバームなど、落ちにくいメイクに対応した商品が使いやすくなります。
軽いベースメイクの日には、ミルクやクリーム、ジェルなども選択肢になります。
ただし、同じ種類のクレンジング料でも、洗浄力や使用感は商品ごとに異なります。
オイル、ジェル、ミルクといった名称だけで判断せず、
「ウォータープルーフ対応」「ナチュラルメイク向け」などの表示を確認してください。
クレンジングをしてもメイクが残る、落とすまでに時間がかかる、
何度もこすらなければ落ちないというときは、
使用しているメイクに対して洗浄力が足りていない可能性があります。
洗顔料は、汗や余分な皮脂などを落としながら、
洗顔後の肌に強いつっぱりや乾燥を感じにくいものを選びます。
洗顔後すぐに肌がつっぱる状態が続くときは、
洗浄力が強すぎないか、使用量が多すぎないか、
洗う時間が長くなっていないかを確認します。
反対に、洗顔後も明らかなべたつきや汚れが残るときは、
すすぎ方や使用量を確認したうえで、洗顔料が肌の状態に合っているかを考えます。
泡立てやすさ、香り、容器の使いやすさなども、毎日使用するうえでは大切です。
洗浄力だけでなく、正しい量を取りやすく、肌をこすらずに洗えるかという点にも目を向けてみましょう。
クレンジング料や洗顔料には、保湿成分や植物由来成分、発酵由来成分、酒粕由来成分など、
さまざまな成分が配合されています。
こうした成分は商品を選ぶ際の一つの要素ですが、
特定の成分が配合されていることだけで、洗浄力や肌との相性が決まるわけではありません。
成分の名称だけで判断せず、商品の用途、洗浄方法、使用後の肌の状態まで含めて選ぶことが大切です。

クレンジング後に洗顔をする日は、時間を空けずに続けて行います。
クレンジング料をすすいだ後、そのまま洗顔料を泡立てて洗顔へ進みます。
間を空ける必要はなく、クレンジング料が肌に残った状態で長く過ごすことも避けたほうがよいでしょう。
通常、朝はクレンジングをする必要はありません。
夜の間に出た汗や皮脂、寝具から付着したほこりなどは、洗顔で洗い流します。
ただし、夜に使用した化粧品について専用の落とし方が指定されているときは、その商品の使用方法に従います。
一般的なスキンケアを使用した翌朝は、洗顔料またはぬるま湯での洗顔が基本です。
ダブル洗顔をすること自体が、必ず乾燥につながるわけではありません。
肌に合わない洗浄力の商品を使うことや、長時間洗うこと、強くこすること、熱いお湯ですすぐことが重なると、洗顔後の乾燥を感じやすくなります。
乾燥が気になるときは、クレンジングと洗顔を省略する前に、
メイクに合ったクレンジング料を使えているか、洗う時間が長くなっていないか、
洗顔料の洗浄力が強すぎないかを確認します。
ぬるつきが残るときは、最初にすすぎ方を確認します。
生え際や小鼻、フェイスラインまでぬるま湯が届いているか、乳化が必要な商品で乳化を行っているかを見直します。
洗浄を何度も繰り返すと肌への負担が増えるため、毎回二度、三度と洗い直すのは避けましょう。
正しい方法ですすいでも強いぬるつきが続く場合は、そのクレンジング料の使用感が自分に合っているかを検討します。
長い時間をかける必要はありません。
クレンジングはメイクがなじんだらすすぎ、洗顔は泡が顔全体に行き渡ったら洗い流します。
時間をかけてマッサージするようにこすっても、洗浄効果が高まるとは限りません。
落としにくいメイクには対応したクレンジング料を選び、短い時間で洗い終えることが大切です。

クレンジングは、主にメイクや落ちにくい日焼け止めを落とすものです。
洗顔は、汗や余分な皮脂、ほこりなどの汚れを洗い流します。
メイクをした日は、クレンジングをしてから洗顔をするのが基本の順番です。
クレンジングでメイクを浮かせて落とし、洗顔で肌表面に残った汚れを洗い流します。
実際に洗い始める前には、濡れた手で使えるか、
ポイントメイク用リムーバーや乳化が必要か、
日焼け止めをどの方法で落とすかなど、
商品の使用方法を確認しておくことが大切です。
汚れをしっかり落とそうとして、
長時間こすったり、洗顔を繰り返したりする必要はありません。
使用しているメイクに合ったクレンジング料と、
洗顔後につっぱりを感じにくい洗顔料を選び、
それぞれの役割に合わせてやさしく洗い流しましょう。

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